なんでこういうことに国民投票を使うかな?
結局、この手法を選んだキャメロンの失敗でしょ。
例えば、「税金を一切廃止します。YESかNOか?」
→ 「はいYESが多かったので税金は廃止します」なんてのと同じで
昨日の朝刊にも「蔓延するポピュリズム」と、慶応の先生が書かれていましたが、
大衆迎合主義のいい(悪い)例です。
県民投票で行くと、沖縄なんてすぐに独立します。
こういう大事な政治的な問題を、大衆に直接問うてはダメなんです。
と他人事なので、エラソウに言っていますが、
昨日の読売夕刊には笑い・・・いや、笑っちゃいけない・・・(-_-;) 苦笑しました。
「もう一度投票」請願殺到
EU残留派 抗議デモも

この記事によると、2度目の国民投票を求める署名が52万件を超え、
「離脱に投票したがまさか離脱になるとは思わなかった」
「投票し直したい」
の書き込みが増えているんだとか。
先程ネットで見ると、
「投票やり直し」150万超=「ロンドン独立」賛同13万―請願に殺到・英EU離脱
(8時間前)
「英投票やり直し請願180万人超」
(6時間前)
等と、どんどん増えている模様。 (-_-;)
これ、どうなるんでしょ?
イギリス国内は、しっちゃかめっちゃかになるんじゃないですか?
キャメロンは政権を放り出すし、無責任ったらありゃしない。
だ・か・ら!、
日本もね、
「たまには、違う党にやらせてみるか」で民主党を選んで失敗したわけでしょ?
今、「共産党の言うことが正しい。アベは許さない」で
共産党に夢を持つ人もいるかもしれない。
でも、いざ共産党政権になったら
「まさか、本当に共産党政権になるとは思わなかった」
なんて言う人が必ず出てくるんですよ。
こんなはずじゃなかった、ってね。
大衆迎合主義じゃあダメなんです。
とか言ってる私も、
(こういう投票で決めちゃいけない)、と頭では考えながらも
(私がイギリス国民なら国民投票を望むだろう)とも思うし、
(離脱派が勝つのは当然。でもなんで今頃残留派が大きくなっているの?)
等、矛盾と疑問の渦の中。
ま、日本国民としては、
「次の選挙には必ず行って、現実的な選択をしましょう」 デスね。
※ 現在 TBS「サンデーモーニング」もこの問題について絶賛討論中