キッチンの片隅から

主婦のひとりごと日記です

そこまでして・・・(-_-;)

カネ、ネ、カネカネ・・・
 わたしゃ、カネや自分の損得ばかリを言う人は好きではありません。

今朝、このニュースを見て、
  本庶氏も発光ダイオードの中村センセイと同じなのか、
  とガッカリ致しました。

「小野薬品が本庶氏との対価上乗せ交渉を断念」
 小野薬品工業は、ノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶佑氏が
 がん免疫治療薬「オプジーボの特許契約の見直しを求めている問題で、
 対価の上乗せ交渉を断念したことを明らかにした。小野薬品は、
 対価上乗せの代わりに「将来の基礎研究の促進や若手研究者育成のため
 京都大学への寄付を提案しているとした。

ざっくり書くと
  本庶サンは小野薬品に「1000億円出せ」といい、
  小野薬品は「そこまで出せないので大学へ寄付」と提案したところ
  「それでは取り分が減る」 といった経緯、のように私はとりましたが
いかがでしょうか?

昔、発光ダイオードを発明した(?)中村サンも、成功したら
 研究開発費を出していた元勤務先に
 「私の発明で儲けたんだろ?
   なのに、自分の取り分のケタが違う」と提訴しました。
研究費を出してもらっていたくせに、ねぇ。

こういう人間、大嫌い。
ずるい!
人間性を疑う!
本庶サン、最初の契約を守るべきです。
途中で
 「あ、ちょっと待って。契約し直そう」とゴールポストを動かすのは違反。
韓国と同じことをしています。
カガクシャって皆こんなにガメツイの?

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薬の話を続けます。
今、本庶センセイが開発されたこのオプジーボの薬価は
 1年間の使用で1000万円以上だそうです。
      (承認された当時は3800万円しました)
で、保険適用となっていますから、
 今、患者さんの負担が3割だとすると、300万で済みます。

   ※「で済む」と書いたのは、「300万円は安い」ということではなく
     「1000万に対する300万」という相対的な話。

しかし、残りの700万は私たちが払うのです。
どこぞの誰やも知らぬ、助ける価値があるかどうかもわからない患者に。
もしかすると、90歳くらいかもしれない患者に。

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また、最近、「キムリア」という白血病の治療薬が出ました。
これも保険適用となり、3349万円するキムリアも
  人によっては41万円の支払いで済むんだとか。

 「 新薬「キムリア」保険適用始まる 1回3349万円、保険財政へ懸念も」

なぜこんなに保険適用を広げるのでしょう?

生き残りたいなら自腹でやって!
というと
 「じゃあ、自分だったらどうするんだ?」
 「金持ちだけ生き残れというのか?」
と言われそうですが、どうせ人間は皆死ぬんですから。

それに、費用対効果を考えると、どうなんです?
それだけの価値があるんですか?

オプジーボ、キムリア、保険適用賛成」の方たちは
  私の「反対派」とは別の保険会計にすべきです。
そちらで勝手にやって下さい。
私は、こんな高額な薬代を他人のために払いたくないわ。

別の心配もあります。

「日本人になればあの薬がタダ同然で使えるぞ」
  と隣国の人たちは狙って来るのではないか?

それから、
 「キムリア」の開発者も、また「カネ、カネ!」とゴネ始めるのではないか?

杞憂ですかね?
失礼しました。<(_ _)>
いや。
でも。
心配しかないわ。
得する話には必ずアリは群がりますからね。